GAPは、デザイン性の高さから現在古着市場で注目されているブランドの1つ。ヴィンテージ市場では「オールドギャップ」と呼ばれ、レギュラー古着の地位を確立するとともに、ネクストヴィンテージとしても期待されるブランドです。
この記事では、下記の3つを中心に解説します。
- オールドギャップの定義
- オールドギャップの年代ごとのタグの見分け方
- オールドギャップの値段や相場
おすすめのアイテムも紹介しているので、是非参考にしてみて下さい。
コンテンツ
オールドギャップとは
オールドギャップとは、アメリカ発のブランド「GAP」が過去に展開していた古いGAPのアイテムの中でも特にデザイン性が高いアイテムのことを指します。「古い」と一口に言っても、1980年代〜2000年代初頭にかけてのGAPが注目されているので、「80〜00年代初頭のデザイン性が高い、アメリカ規格のGAP」のことを呼んでいいでしょう。
GAPは、現在のUNIQLOのように安価で大量生産をするシステムが採用されていることから、古着というよりも中古品というイメージが強く、二次流通の市場では全くと言っていいほど価値が認められていませんでした。しかし、近年のオーバーサイズを特徴とした90年代ファッションのリバイバルブームに後押しされ、1980年代〜2000年代初頭のGAPが注目されるようになります。
GAPはアメリカ発のブランドであるために、US企画で作られた大きめのサイズ感が、流行に敏感なファッションマニアの需要を満たし、注目されることとなりました。また、大量生産を採用しているファッションブランドだからこそのデザイン性・種類の豊富さが、古着としての一点物の価値を高める要因となっています。
オールドギャップの魅力は何か
オールドギャップの良さをまとめると、下記の3つです。
- 豊富なデザイン性
- ゆったりとしたサイズ感
- ファストファッションブランドならではの価格
ここから詳しく解説していきます。
魅力①：豊富なデザイン性
1つ目のオールドギャップの魅力は、デザイン性の高さです。
ファストファッションならではのデザインのバリエーションの豊富さが、オールドギャップの大きな価値を生み出しています。また、アメリカ人向けに作られているからこそ当時のアメカジっぽいディテールや色使いが表現されていて、さりげなく個性を主張できる点が非常に魅力的です。
魅力②：ゆったりとしたサイズ感
サイズ感が大きいことはオールドギャップの大きな特徴です。
GAPはアメリカ初のブランドであり、日本に進出してきたのは1995年。それ以前のアイテムは自国のアメリカ人を意識して作られていました。デザインだけでなくサイズも同様で、今再流行している90年代のオーバーサイズで着こなすトレンドとの相性は抜群です。
魅力③：ファストファッションブランドならではの価格
ファストファッションということもあり、オールドギャップは値段が安いです。
オールドギャップといえばデザイン性が高いGAPのことを指すと定義しましたが、古着業界で確立された価格の基準などはなく、良いアイテムでもお手頃な価格で買える場合が多いです。また、現在は注目され始めた初期の段階なので、市場に出回る数も多く、比較的安く入手できるでしょう。
アイテム数が多いので、発掘する楽しさも1つの醍醐味。メルカリでも沢山出品されているので気になる方はチェック必須です。
古着屋で多く使われている、オシャレハンガーについて知りたい方は以下の記事も参考にしてみて下さい。
オールドギャップのタグの見分け方
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ここからは、オールドギャップのタグの見分け方について解説していきます。
生産された大まかな年代が分かるとアイテム探しもより一層楽しくなるので是非参考にしてみて下さい。
1970年代のタグ
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上記の写真は1970年代のGAPのタグで、GAPが自社ブランドを出し始めた1974年から使われた初期のものです。現在のタグとは異なり、ギャップの文字が全て小文字で書かれているロゴが大きな特徴です。
1980年代のタグ
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1980年代からは、「G」のみが大文字になる「Gap」表記のタグが登場します。
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そして「Gap」タグに続き、紺色ベースに白い円が描かれたようなタグも登場しますが、こちらはタグの文字が全て大文字の「GAP」表記になっていますが、これを「旧タグ」と呼びます。1980年代後半からは、タグが全て大文字で表記されるようになりました。
1980〜1990年代のタグ
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白地に紺色の文字で「GAP」と書かれているものが1980〜90年代頃に出現します。通称「白タグ」とも呼ばれ、横に小さいタグが付き、”サイズ”や”生産国”、”素材”などが書かれていることが特徴です。
1990年代のタグ
古着屋で最も多く見かける機会が多いであろう、1990年代のオールドギャップの「紺タグ」です。1988年から使われました。
ネイビーの下地に白い刺繍で大文字の「GAP」が表記されていることが大きな特徴ですが、文字の占める比率がタグに対して大きいこともポイント。1つ前のタグと同様に、横に品質＆サイズ表示タグが付けられていることも併せて把握しておきましょう。
2000年代のタグ
上記は2000年代以降に使われているタグの1つです。先ほど紹介した1980〜1990年代の白タグと非常に似ていますよね。
もちろん見分け方はあって、「GAP」の文字のタグに占める割合で判断出来ます。文字が大きいものは1980〜90年代、小さいものは2000年代と理解しましょう。横に小さいタグがないことも現行品の特徴です。
オールドギャップの値段・相場
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オールドギャップはデザイン性の高さによって価値が大きく変わるため、値段も販売者によって異なります。安いものであれば数千円、高いものだと10,000円以上になることもあります。シャツ類だと5000円ほどで購入出来ますが、アウターなど冬物になると10,000円以上する印象です。
価値が高いオールドギャップも多く見られる一方、もちろん安価に購入出来るアイテムもたくさんあります。「良い古着」を求めている方にも「手頃な古着」を求めている方にも多くの方に刺さるのがオールドギャップの大きな魅力でしょう。
オールドギャップを多く扱う古着屋を紹介
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オールドギャップをお探しの方に向けて、オールドギャップを多く扱っている古着屋を厳選して5つ紹介します。
どの古着屋もインスタグラムのアカウントで商品が確認できます。是非チェックしてみてください。
オールドギャップで人気のアイテム3選
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オールドギャップの中でも、今人気の3つのアイテムを紹介します。
- シャツ
- アノラックパーカー
- レザージャケット
詳しく見ていきます。
おすすめのオールドギャップ①：シャツ
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オールドギャップで最も手頃に購入できてオススメなのがシャツ。特に、ネルシャツと呼ばれるコットン地のものや、デニムシャツはイチオシです。
オールドギャップのフランネルシャツなんかは、どこか他のシャツとは違って柄やカラーリングが普遍的でオシャレです。また、ファストファッションのギャップだからこそ、カジュアルに着こなしが可能。普段使いで大活躍してくれます。
デニムやコットン地以外にも、リネンやレザーなどの珍しい素材のシャツが見つかる時もあります。シャツは5,000円ほどで購入できるので、1着持っておいて損はないでしょう。
おすすめのオールドギャップ②：アノラックパーカー
個性的なディテールが特徴的なアノラックパーカーも、オールドギャップの中で人気アイテムの1つです。
アノラックパーカーとは、登山などで使われることの多い、ウィンドブレーカー的役割を果たすフード付きのものです。少しクセのあるアイテムですが着心地も軽くて良いうえに、ちょっとした防寒アイテムとしてカッコよく使えてオススメです。
おすすめのオールドギャップ③：レザージャケット
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オールドギャップのレザージャケットは、中でも最も注目を集めるアイテムの1つです。著名人の方も着用していたりの影響で人気が出始め、価格は高騰しつつあります。価格帯としては15,000円ほどが相場です。
一つ上のお洒落を目指すのであれば1着は持っておきたいところです。
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まとめ
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オールドギャップはたくさんの魅力に溢れるレギュラー古着の1つです。そして、タグで大まかな年代を判別することができます。
オールドギャップはデザイン性が高いなどの良さが多いがゆえに、今後はヴィンテージ古着としての価値も高騰していくことが予想されます。これを機に、是非1着オールドギャップを購入してみてはいかがでしょうか。
