古着に興味を持つ人なら一度は聞いたことがあるであろうアイテム”シルバータブ“。
シルバータブとは、リーバイスが製造するアイテムの1つです。
近年においては、古着ブームやゆったりとした着こなしの流行りに後押しされ、ファッション好きから注目を再び集め、価格も高騰しつつあります。
- シルバータブが製造された歴史・背景
- シルバータブの種類
- シルバータブの買える場所・相場
この記事では、上記3つのポイントを中心にシルバータブについて解説していきます。
(スラックス等パンツの収納を充実させたい方には以下の記事がオススメです)
コンテンツ
Levi’s・シルバータブとは
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シルバータブとは、1985年にリーバイスが当時の流行を取り入れて出したアイテムラインです。
その大きな特徴として大きく下記の2つがあります。
- ワイドでリラックス感のあるシルエット
- ボタンとパッチがシルバーカラー
1つ目に、ワイドでリラックス感のあるゆったりシルエットであることが挙げられます。
リーバイスがここまでワイドなパンツを製造することは今までになく、初めてのことでした。
というのも、このように”リーバイスらしくない”サイズ感のシルバータブを展開するのには当時の時代が大きく関係していました。それが80〜90年代にかけてのワイドパンツブームです。
とくに、90年代は世界はクラブミュージックの全盛期。若者はダンスのために「動きやすい」「カッコいい」パンツを求めていました。
そのような若者の要望に応えて、動きやすくて価格も抑えめなシルバータブが生まれ、デカ履きブームと共に広く普及することになります。
その結果として、スケーターやラッパーを中心に愛されました。
90年代のブーム終了と同時にシルバータブも生産されなくなりますが、2017年には復刻となり日本で再販されました(現在は在庫なし)。
2つ目のシルバータブの特徴として、ボタンやパッチがシルバーカラーであることも挙げられるでしょう。
製品名に合わせてボタン・パッチを銀色にする点など細部までこだわり抜かれたデザインです。


↑筆者の所有するシルバータブ。写真の通り、ボタン&パッチが銀色になっている。
Levi’s・シルバータブの種類・違いを解説!
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シルバータブには様々な種類がありますが、今回は市場で見る機会が多い5種類を紹介していきます。
baggy(バギー)

最も定番の型であり人気のbaggy。
股上が深くて、裾の方に向かって程よいテーパードが効いているのが特徴です。
バギーのサイズ感としては、かなり大きめです。標準的なウエストサイズ(W32)でも太腿に相当な余裕ができるシルエットになるでしょう。
baggyのラインではデニム以外にもコーデュロイパンツも展開しています。
球数は少ないですが、周りと被りたくないならあえてbaggyのコーデュロイパンツを履くのもいいですね。
loose(ルーズ)
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looseのシルエットはbaggyとは大して変わりませんが、テーパードがほとんどかかっていない点が違います。
ストンと落ちるシルエットになるので、ドカンとデカ履きをしたいのであればlooseの方が裾が広くワイドに見えるのでオススメです。
Relaxed(リラックス)
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Relaxed(リラックス)という表記ではありますが、baggyほどのワイドさはありません。
それほど大きな違いはないですが、最近はRelaxed表記のシルバータブをあまり見かけなくなってきた印象なので少しレアかもしれないですね。
CARPENTER(カーペンター)
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Carpenterモデルは、シルエットは他の種類のbaggyとlooseの中間ぐらいだと言えるでしょう。
多少テーパードがかかっているのでlooseほどストンと落ちるシルエットにはなりません。
baggyのように膨らんだシルエットで履きたい方にオススメです。
WIDE LEG(ワイドレッグ)
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最後に紹介するのはWIDE LEG。
テーパードがかかっていないのでlooseのようにストンと落ちるワイドシルエットが特徴的です。
こういったシルエットは90年代当時流行していたVANSやCONVERSEと非常に相性が良いので、合わせてコーディネートしたいところでしょう。
Levi’s・シルバータブのタグの見分け方
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ここからはシルバータブのタグで年代を見分ける方法を紹介します。
まず、現行品か90年代当時の品かの見分け方は内側のタブを見ると可能です。下の写真をご覧ください。

(↑)90年代当時のシルバータブです。“W38 L30”と書いてある白タグが上のような形であれば90年代当時の物で間違いないでしょう。
一方、このタグがもっと縦長であったり日本語が書いてあれば現行品です。
その他にも、タグで製造された年月を知ることも可能です。
下の写真をご覧ください。

(↑)先ほど紹介したタグの裏側にも文字が書かれていて、ここに”0698“の数字があります。
これは、”1998年6月に製造された“ということを意味します。
基本的には、シルバータブは1990年代のものが多いです。シルバータブを探す際には是非参考にしてください。
Levi’s・シルバータブはどこで買える?
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ここまでシルバータブについて色々と解説してきましたが、「実際どこで買える?」と思っている方は多いでしょう。
結論から申しますと、シルバータブは古着屋で買うことが出来ます。
というのも、主にシルバータブが製造されていたのは90年代でありそれ以降製造される機会はほとんど無かったため、現行品を買うことは少し難しいのです。
それゆえ古着屋で購入することが最善策なのですが、人気アイテムなのでどこに行っても売っているというわけではありません。
ただ、ひたすら古着屋を回って探すのも非常に気が遠くなる作業なので、実際にシルバータブを多く扱っている古着屋を筆者調べで5つ紹介します。
以下のお店は店頭にシルバータブを置いている可能性が高いので、是非参考にして下さい。
店頭販売優先となるとオンラインストアでの購入は厳しいかもしれませんが、上記紹介した店舗は店頭に並んでいる可能性は高いです。
とくに、下北沢のHuskyがシルバータブの品揃えが豊富な印象です。ストーリーの投稿などで新商品紹介でシルバータブがあった時はDMにて通販での購入を交渉するのもありでしょう。その他、メルカリでも多く出品されているので確認してみて下さい。
また、オンラインストアで購入するなら古着屋JAMが品揃えが豊富です。相場より安く購入出来るので是非一度ご覧になってみて下さい。
Levi’s・シルバータブの相場・値段
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シルバータブを古着で購入する場合、一体どれくらいの相場になるのでしょうか。
結論としては、10,000円〜20,000円が相場になるでしょう。
というのも、最近は古着ブーム&オーバーサイズブームが共にきているので、シルバータブのファッションへの需要はかなり高いです。
したがって、生産期間が短いシルバータブの球数は今後更に減り価格も高騰していくと予想されます。
未使用に近いデッドストック品等は20,000円近くの値段になるようですね。
ただし、デニムが色落ちしていたりダメージの多いシルバータブは10,000円以下でも購入できます。
人それぞれ好みの状態はあると思いますが、今後価値が上がっていくことを考慮すれば今購入して損は無いです。是非1着手に入れてみてはいかがでしょうか。
その他、古着に関する記事はこちらをチェック

今回はシルバータブについて紹介しましたが、他にも古着・ファッションに関する記事を多く書いています。是非チェックしてみて下さい。
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Levi’s・シルバータブは種類ごとに魅力が様々
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どうでしたか。今回はLEVI’Sのシルバータブについて解説しました。シルバータブには多くの種類があり、形によって楽しめるシルエットも異なります。自分に合ったサイズを見つけて、是非履き心地を楽しんでみて下さい。
